がんの恐怖を忘れるには?


がん・・・聞くと、死を連想せずにはいられません。私の心の恐怖心ナンバーワンが「がん」です。

しかし、がんを怖いと恐れても日本人の2人に1人は癌になる時代といわれています。

つまり、恐怖に思う、思わない関係なく、がんになると思っていたほうが気持ちも楽なのではないでしょうか?

先日、知人が言いました。「大腸がんの可能性を指摘された」と。

びっくりします。彼は50歳になる前、48歳です。元気で毎日ウォーキングが趣味です。野菜中心でオーガニックで食生活をきづかっていました。青天の霹靂です。

彼は、大腸の検査に行きました。痔ができていたのですが、大腸検査でひかっかたからです。
半年前に下痢が2週間続いたことも気にしていました。大腸カメラを受けました。
結果、大腸にポリープが10個ほどありました。その中で2つ怪しいのがあるので、組織をとって検査に出したそうです。

2週間後、結果を聞きに行くと、手術したほうがいいと医者に進められたといいます。彼はこの言葉に頭が痛くなり、吐き気がしたそうです。

もう帰り道をどう運転したかわからなかったそうです。奥さんは40歳、娘は15歳。まだまだ家族のために生きていたい。彼は運転中、泣いていたそうです。

普段は冷静な彼も家族に伝えるのが一番つらくしんどかったといいます。

そんな彼は、摘出手術を受けました。私はお見舞いに行きたかったのですが彼は、退院してから会おうといって詳しい手術内容も聞かないまま、1ヶ月経ちました。

私も同じ時期に扁桃腺の手術を受けました。手術仲間だと笑っていました。
そんな彼と出会ったの夏が終わって秋の涼しさが心地よいときでした。

以前よりほっそりしていましたが、パワーを感じました。「戻ってきたわー」と手術のことは触れずに。
しかし、彼は続けてこう言いました。

「長くないかもしれないと考えた。でもがんだ。どうしようと悩んでもがんが治らないことも分かったし、何より自分の心がつらかった。だから、がんを忘れる時間を作る練習している」

・・・と話しました。

その1つがガーデニングだそうです。

彼らしいと私は思いました。がんは共存といいますが、共存を忘れる時間も大事です。